ベルガモ・ドニゼッティ劇場 椿姫
ベルガモ・ドニゼッティ劇場 オペラ「椿姫(ラ・トラヴィアータ)」を観てきました。昨年の公開講座でそのお声を生でお聞きしてからずっとこの日を楽しみにしていたマリエッタ・デヴィーアがヴィオレッタです。60歳を超えても、尚、現役で活躍しているのは素晴らしい! 舞台は、非常に簡素な作りになっていて、逆にそれが、享楽と悲しみのコントラストを表現しているようでした。日本での公演を意識したのか、衣装や舞台の一部に、日本的要素(竹や着物風ローブなど)が取り入れられていたのが、興味深い。
1幕は喉が暖まっていなかったのか、オケと微妙に音があっておらず、なんだか今ひとつだったのですが、2幕以降が素晴らしかったです。2幕のアルフレードの致死、ジョルジュ・ジェルモンから、アルフレードと別れてくれと言われるシーンで、思わず涙ぐんでしまう程、ヴィオレッタの哀しみが伝わってきました。3幕のAddio del Passato (さようなら、過ぎ去りし日々よ)では、会場の1/3の人(少なくとも私の周囲)は、すすり泣き。もちろん、私はタオルを抱えて号泣。極上のベルカントで、コントロールされているけれども、感情が伝わってくるピアニッシモで歌われたら、もう、涙、涙です。素晴らしい舞台でした。
キャスト
マリエッラ・デヴィーア(Mariella Devia)(S)(ヴィオレッタ)
アントーニオ・ガンディア(Antonio Gandia)(T)(アルフレード)
ジュゼッペ・アルトマーレ(Giuseppe Altomare)(BR)(ジェルモン)
アンナリーザ・カルボナーラ(Annalisa Carbonara)(S)(フローラ)
ガブリエッラ・ロカテッリ(Gabriella Locatelli)(S)(アンニーナ)
ディオニジ・ドストゥーニ(Dionigi d'Ostuni)(T)(ガストーネ子爵)
レオナルド・ガレアッツィ(Leonardo Galeazzi)(BR)(ドゥフォール男爵)
ダーリオ・ジョルジェレ(Dario Giorgele)(BSBR)(ドビニー侯爵)
エンリコ・マルケジーニ(Enrico Marchesini)(BS)(医師グランヴィル)
ベルガモ・ドニゼッティ劇場管弦楽団/合唱団(Orchestra, Coro e Tecnici del Teatro Donizetti di Bergamo)
ブルーノ・チンクエグラーニ(Bruno Cinquegrani)(指揮)
パオロ・パニッツァ(Paolo Panizza)(演出)
イタロ・グラッシ(Italo Grassi)(舞台装置)
カルメラ・ラチェレンツァ(Carmela Lacerenza)(衣裳)
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